世界の都市総合ランキングで東京がパリを抜いて世界3位に浮上──(森記念財団都市戦略研究所発表)。2020年の東京五輪を控え、都内の街角は日を追って姿を変えているが、『都市の総合力』で1位ロンドン、2位ニューヨークに追い付き、追い越すには何が必要か。六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズで新しい都市づくり、新しいコミュニティづくりを提案し続けてきた森ビル社長・辻慎吾氏は、「今後10年間に、10個のプロジェクトで1兆円の仕事を手がける」と語る。『都市の未来』について、米マサチューセッツ工科大学のMITメディアラボと提携、AI(人工知能)やバイオなどの最先端技術を都市づくりの中にどう取り込むかを共同研究。例えば空調システムにしても、「単なる空気を流すのではなくて、その中に、健康にいい、バイオ的なものが流れてくるとか、人々のライフスタイルやワークスタイルに関わる」都市づくりである。近く4棟を建設する虎ノ門地区にはイノベーションセンターをつくり、内外から起業家が集まり交流する拠点にする考え。東京での新しいコミュニティづくりとは──。

■本誌主幹 村田 博文

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特集 8月15日を迎えて思うことー
提言 生き方・働き方の
基本軸づくりへ


 

「8月15日」が、またやってくる。来し方を静かに振り返り、未来に思いを馳せる時。しかし、今、社会の基本軸を作る国会の場でただ相手の非を責め上げ、一方は弁明に汲々という状況に国民の閉塞感は募る。
価値観の対立、分断をどう克服するか──。トランプ大統領誕生の米国だけでなく、日本も分断・分裂の状況がある。こうした分断状況をまとめ上げていくはずの政治が機能不全に陥っている。
つい6月中旬頃まで「安倍1強」と言われた政権が今、厳しい批判にさらされている。7月上旬の東京都議選を境に内閣支持率は急低下。一方で「ポスト安倍」を担うリーダーがいないという中で、奇妙なバランスが保たれている。
幸いにして、経済の足腰は今のところしっかりしており、各経済指標、失業率や有効求人倍率、2018年3月期の企業業績予想を見ても順調。しかし、政治の混乱・揺れは経済の基底を揺さぶる。


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世界で稼働する日野製トラックは160万台、修理や整備を収益の柱に
「販売後のアフターケアに勝機!」
日野自動車・下義生の「トータルサービス」戦略


 

「日野が何をやりたいか、何を目指していくか。その方向性を示していきたい」──。商用車大手でトヨタ自動車の子会社でもある日野自動車で久方ぶりの生え抜き社長が誕生した。技術者として入社した下義生氏は「乗用車よりも商用車の方が変化が激しい」と危機感を抱く。トラックやバスといった乗用車とは異なる市場で同社が生き抜くための方策とは。

16年ぶりの生え抜き社長

「世界で稼働する日野自動車のトラックは約160万台。現状ではそのうちの3割しか車検や整備といった車両販売後のビジネスに関わっていなかった。これを5割に高めていきたい」
 商用車大手の日野自動車で16年ぶりの生え抜き社長として6月27日に着任した下義生氏は今後の方針をこう語る。2016年4月から1年間、親会社であるトヨタ自動車で常務役員を経験した稀有な人物。トヨタでは「グループの戦略やアライアンス構築などを見てきた」。


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