大学の役割と存在意義とは何か? 産業界をはじめ、政界、官界、文化・芸術、スポーツなど各分野に人材を送りとどけるという“人づくり”と、新しい時代を切りひらく科学・医療など“最先端分野の研究”が挙がるが、「いろいろな役割、教育のポリシーが慶應でも言われますが、一つだけ挙げろと言われると、独立自尊の精神を持った人材づくりです」と慶應義塾長の長谷山彰氏。独立自尊は、創立者・福澤諭吉が高く掲げた理念。来年(2018年)、創立160周年を迎える中、「伝統を守り進化を続ける」と長谷山氏は大学運営の基本に独立自尊を据える。公認会計士試験や司法試験の合格者数日本一という実績。今、グローバル化の波の中で、世界標準に合わせながら、どう慶應ならではの個性を伸ばしていくかが課題。また、米国などと比べて日本の大学が弱いとされるのが財政力。奨学金や研究の支援金に使える“3号基本金”を現在の650億円から1000億円に増やし、創立200周年頃には、米ハーバード大、英オックスフォード大のような総合大学づくりを目指すという長谷山氏だ。
■本誌主幹 村田 博文

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トヨタは次世代電池の「全固体電池」を実用化、ホンダは欧州と日本でEV投入の両面作戦
欧州と中国勢がEVで一歩先へ 自動車の電動化で
後れをとった日本の自動車メーカーの挽回策とは?


 

自動車産業が「100年に1度」と言われる大変革期を迎えている。主流はEV(電気自動車)。欧米や大市場の中国メーカーがいち早くEVに軸足を移す中、出遅れていたトヨタ自動車などの日本勢もEV投入を明言。ハイブリッド車(HV)でエコカーの主導権をとったはずの日本メーカーは一転して挑戦者の立場だ。基本技術の変化が異業種からの参入も促し、混沌とした状況。日本メーカーの挽回策とは?

出遅れていると言われる
トヨタのEV表明

10月25日の「第45回東京モーターショー」。ひと際目立つブースで声を発したのはトヨタ副社長のディディエ・ルロワ氏だった。「EVが近い将来において重要なソリューションの1つとなることは疑う余地がない」。
トヨタのブースの中央に置かれたコンセプトカー「トヨタ コンセプト愛i」。AI(人工知能)を搭載してドライバーの表情や動作、声から気持ちを推し量り、疲労があるときには自動運転に切り替わる。あるいは、ドライバーが好む経路をAIが薦めたりする。


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低金利で既存の融資モデルに危機、生き抜くための道筋は──
AI活用で信用度を測る! みずほFGが
ソフトバンクと組む合弁会社の新融資モデル


 

「日本における借入の意識を変えたい」と話すのは、Jスコア社長の大森隆一郎氏。テクノロジーが金融のあり方を大きく変えようとしている。みずほフィナンシャルグループがソフトバンクと設立した新会社・Jスコアは「AI」を活用し、若者をターゲットにした新たな融資の仕組みを構築。折しも低金利で融資モデルの見直しを迫られる中、この取り組みは突破口となるか──。

米ベンチャーがヒントに

AI(人工知能)が融資のあり方を変える──。
2017年9月25日、みずほフィナンシャルグループとソフトバンクが50%ずつを出資して設立したJスコアが個人向けの融資サービスを始めた。同社はAIを活用して融資条件を判定する「AIスコア・レンディング」という手法を導入。
スマートフォンを使って、学歴や年齢、勤務形態など基本の18の質問に答えることで、1000点を満点とする信用力の「スコア」が出る。


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